2021年10月1日金曜日

教育基準をどこにおくか?

北野です。

10月から最低賃金が過去最大の増加となった。

他業界では新規雇用を控えたりするところも出てくるであろう。


会員様の中には、未経験者採用を積極的に行い、優秀な人材の獲得を行えているところもある。


未経験者採用において、よく出てくるのが、応募者の知識不足への不安や教育者の手間の問題である。


こういった不安を口にする病院の多くが、過去に何らかの失敗をしており、その記憶に引きずられていることがある。


話をよく伺うと、教育側よりも新人側に問題があるケースが多い。こういった背景から新たな教育体制の整備や思考回路の転換などが求められるのだが、あの時採用した子にはこれは使えないとか、優秀な人だと使いこなせるけど・・・とかの諦めモードに入ってしまい、結局何も変わらないことが多い。


これは視点を間違えている典型例で、優秀な人を採用したければ、優秀な人に基準を合わせた教育体制を用意するべきで、低いレベルに合わせてしまうと、優秀な人材は採用できなくなる。


教育体制を整備することで優秀な人が魅力を感じて入社する。そして、着実に成長して戦力となっていく。さらに新規雇用においては、成長例として存在することで応募者への実績として訴求できるようになり、良い新規雇用のサイクルとなっていくことになる。


全てのスタートは、視点を高く持つことと変化することである。


諦めモードから脱却していただきたい。