2012年10月29日月曜日

サロンの単価アップのために必要なこと


よく、単価を上げたい、というご相談をお受けします。

単価アップを行う場合には順序があります。

それは、

1)飼い主様と関係性を作る
2)店のことを信頼してもっと好きになってもらう
3)今よりも高いメニューを選んでいただく

という3つです。

多くの場合は、1)と2)を抜かして、
3)から入ることが多いため、なかなか上手くいかないことがよくあります。

客観的に考えてみてください。

関係性が無い人や、まだ信頼関係ができていない人から、
普段利用しているサービスよりも「高い」ものを買うでしょうか?

おそらく買わないと思います。

トリミングは、飼い主様としっかりとしたコミュニケーションを
とる時間が無いこともよくあります。

最初は、
・今よりもちょっと長めに会話をする
・飼い主様、ペットの名前を必ず呼ぶ
・笑顔で目を見て話す

などの簡単なことからでも良いと思います。

飼い主様との関係性をもっと強くするために何ができるか?
を考えてみてはいかがでしょうか?

2012年10月10日水曜日

サロンの共通言語を作ろう


「売上」という言葉を聞いて何をイメージするでしょうか?

ある人は、

「売上」=「お金」と
イメージする人もいますし、

「売上」=「飼い主様からいただく自分達の価値の対価」と
イメージする方もおられるかもしれません。

上記のように考える2人のスタッフがいる場合、
「売上を上げよう」と店長が言う時の心境は異なるでしょう。

前者は「また、お金か・・・」とネガティブに感じるのに対し、
後者は「自分達の価値をもっと知ってもらおう」とポジティブに感じます。

人数が少ない時は、同じ感覚を持って働くことができますが、
スタッフ数が増えてきたり、人の入れ替わりがあると、
サロンの共通言語があるほうが、一体感と統一性を持つことができます。

最近、一体感が無いなと感じたら、
普段何気なく使っている言葉を振返ってみてはいかがでしょうか?

2012年10月9日火曜日

「値下げ」の危険性


弊社では、会員様に対して、
根拠のない値下げはご提案していません。

「値下げ」は最も簡単な販促策ですが、
やり方を間違えると、非常に危険だからです。

トリミングサロンだけでなく、
他業種でも「値下げ」は集客の常とう手段として利用されています。

なぜでしょうか?

それは、最も簡単で頭を使わなくていい方法だからだと思います。
(※企業努力によるコスト削減による値下げなどは省きます)

大企業は規模のメリットや企業努力でコスト削減をできますが、
中小企業の場合では限界があります。

特にトリミングサロンの場合では、
働いているトリマーさんに大きな負担がのしかかってきます。

値下げをして、今の売上・利益を維持する・伸ばすには、
今よりも頭数を増やすか、人件費などの経費を削るしかありません。

つまり、今よりも無理をする必要があるのです。

単純に値下げをする前に、
できることをもう一度考えてみてはいかがでしょうか?