2018年7月31日火曜日

組織が動くとき

北野です。

組織作りのご相談を
お受けすることがよくあります。

・院内の雰囲気をよくしたい
・役職制度を作りたい
・自分が言わなくても動く組織にしたい
・ナンバー2を育てたい

など一口に組織作りといっても
幅広いテーマがあります。

組織作りの第1歩は、
「2人目」「13%」「34%」「51%」
という数字を意識することです。

最初の第1歩は、
院長の考えを行動に移してくれる
「2人目」を見つけること。

この2人目は、

技術が優れている、
経験がある、
皆から慕われている

などのいわゆる
ナンバー2タイプでなくとも、
あくまでも、
素直に行動に移してくれる人が
ベストです。

むしろここでナンバー2を
見つけようとすると
前に進みません。

多くの場合ここで
躓くことも多いです。

2人目が見つかれば、
次はこっち側について
行動するメンバーの比率を
高めていきます。

その時には、
組織の1/8 →「13%」
組織の1/3 →「34%」
組織の1/2 →「51%」

というように一気にではなく、
段階的に増やしていくという
イメージが重要です。

何もしなくとも
組織化されている病院は、
この段階が病院の発展の中で
自然と行われていることが
ほとんどです。

人には、

停滞している場所よりも
動きのある場所へ行きたい

少数派よりも
多数派のいる場所へ行きたい

というような、
自分を守りたいという
本能が備わっていると
言われています。

ただし、
どんなに素晴らしい組織でも、
全体の2割程度は、

動かない、
動きたくない、
批判していたい、
という人達もいます。

ですので、
この2割には目をつむることも
必要となります。

組織化は、
焦って一気にやろうとしても
上手くはいきません。

段階を経て、
一歩一歩という感覚を
持てるかが肝要です。