2014年10月30日木曜日

ミーティングでの3つの問題

北野です。

ミーティングなどに時間がかかっている場合にいくつかのパターンがあります。

現場で感じるいくつかの問題を大きく分類すると

(1)優先順位の問題
(2)役割の問題
(3)形の問題

と感じます。

優先順位の問題は、

・ミーティング自体の重要性が分かっていない。
・当日に話される議題の優先順位が決まっていない。

など、準備段階での問題です。


役割の問題は、

・電話がなる、郵便が届くとみんなが動いて進行が止まる
・議事の配布、まとめなど運営での役割が決まっておらず、当日にバタバタする

などの進行段階での問題です。


さらに、形の問題は、

・配布資料のフォーム
・議事録のフォーム
・ミーティングのスタイル(一方的に院長が話すのか、みんなで話し合うのかなど。)

などの分かりやすさの問題です。

ミーティングが上手く進まない時はいずれかの問題を解決する必要があります。



2014年10月29日水曜日

夢を見せる

北野です。

スタッフさんがイキイキとしている会員病院さんの特徴として、夢を見せて伝えているということがあります。

「将来こんな病院にしたい」
「こんなことをやっていきたい」
というイメージ的なものから

「海外に病院を出したい」
「分院を何軒出したい」
という具体的なものまで幅広くあります。

ただ単に目の前の仕事に追われるのではなく、何かに向かっているという安心感やワクワク感が必要になっているのだと感じます。

院長の頭の中にある「想い」を伝えることに躊躇いを感じるかもしれません。

しかし、スタッフは院長の想いを聞きたがっていることも意外と多いのです。

将来の夢や想いをスタッフさんに伝えてみてはいかがでしょうか。



2014年10月25日土曜日

内定者教育

北野です。

最近、来年春に入社する内定者に対する内定者教育に取り組んでいる会員さんがいます。

この業界は最繁忙期が入社時期ということもあり、初期教育に時間が取れず新人、病院側共に意思疎通が上手くできなくて定着しないということもよくあります。

一般企業では内定者への教育研修を入社前から行うことは一般的ですが動物病院業界はなかなか難しいと言えます。

そこで、入社前の実習期間中の過ごし方をプログラム化し、技術面だけでなく、方針・クレドなどに基づいたマインド面の教育を行おうとしています。

新しい取組ですが、今後は必要になると感じています。


2014年10月18日土曜日

価値観の共有

北野です。

部下や後輩など、周囲の人間と行動レベルに差があることがよくあります。

隙間時間の使い方、掃除の仕上がりレベルなど個人の感覚や価値観によるものなどです。

病院が求めるレベルに引き上げるために、口頭で指示を出す、口酸っぱく伝えるという方法もありますが、そもそも人によって感覚や価値観が違うという前提に立つと言葉だけでは伝わりにくいことが多くあります。

そういった場合はその業務をやる時間と空間を共有して行うことが必要だと感じます。

簡単に言うと一緒に作業をするということです。

またそれでも直らない場合には、ヒトを叱るのではなく、コトを叱ることも重要です。

思わず「なぜできないのか?」と感じると相手の人間性に踏み込んで叱ってしまうことがよく見受けられます。

しかし、これだと繰り返しの中で相手は聞く耳を持たなくなってしまいます。そうなる前に行動や作業レベルという「コト」に絞って叱ることが重要です。

ヒトは変えることができませんが、行動は変えることができます。

粘り強く取り組んでいただきたいと思います。


2014年10月8日水曜日

行動を褒める仕組み

北野です。

最新のセミナーでもお伝えしていますが、飼主様の病気にならないための行動(予防や健診など)を認めて(褒めて)あげる取組が大事だと考えています。

これは、予防項目などを行った場合にポイント付与などをする取組です。

かかった費用ではなく行動に着目してもらうことを目的としています。

最近、同じような取組が人の医療の世界でも始まりそうです。官民が一体となって一部地域での実証を行うようです。

こういった流れが人の医療で始まると動物医療も同じような動きがあるかもしれません。

行動に着目した取組を考えていただきたいと思います。


2014年10月7日火曜日

理解度の確認

北野です

最近、若手スタッフの教育に関するご相談をよくお受けします。

言ったことが伝わっていない、理解しているか分からないなど、初期の部分の悩みが多いと感じます。

私自身の過去も振り返ると、若手スタッフが指示を受ける、教えてもらった時の最初は「分かったつもり」になっている、もしくは「分かっているけどビビって聞けない」ことが多くあります。

この時の教える側の対応としては、「分かった?」という一言で済ませることが多いと思いますが、ここが問題です。

その一言だけですと、「分かりました」しか言いようがないでしょう。

これを解決するには、指示をした際に理解度の確認が必要になります。

例えば、伝えたことを復唱させる、手順を説明させる、資料作成であれば手書きで下書きさせる、など頭の中にあるものをアウトプットさせることで理解度の確認を行います。

もし、分かっていなければこのタイミングで修正してあげることで互いのストレスも減らすことができるでしょう。

教育時は最初の理解度の確認から始めてみて下さい。

2014年10月4日土曜日

話してまとめる

北野です。

物事を考える時に頭の中だけで上手に整理できる人と、そうでない人がいます。

頭の整理法にはいくつかありますが、最も簡単なのは人に話すという方法です。

話すときは頭の中にある言葉を発するため、顕在的な内容だけでなく、潜在意識の中にある内容も湧き出てくるといいます。

ご自身だけでなく、スタッフ教育などにも取り入れてみて下さい。