2019年1月30日水曜日

「やり方」と「あり方」


北野です。

2019年に入り早1ヶ月が経過しようとしています。

2月には獣医師の国家試験、
3月には大学・専門学校の卒業式、
4月からは新入社員を迎える、と

採用に関してのイベントが進んでいきます。

例年、4月頃になると新人教育についてのご相談を
お受けすることが増えてきます。

新人教育で最も大切なことは、
仕事の「やり方」教育ではなく、
仕事や社会人としての「あり方」教育である、
と考えています。

新入社員は初めて社会人として世の中に出ることになります。
ほとんどが学生脳のままであることが多いでしょう。

時間感覚、責任感、意識など、
全てが学生時代の延長線上です。

こういった新入社員に対して、
技術教育は行うものの、
マインド教育を行っていないことがほとんどでしょう。

特に動物病院業界は
新入社員を迎える4月が繁忙期ということもあり、
教育の余裕が無いという事情もあります。

人手が足りないから新卒採用を行った、
だから早く仕事を覚えて1人でできるようになって欲しい。
まずは技術教育だ、というのも本音でしょう。

しかし、技術教育を行うのみでは、
「何回教えても覚えてこない」
「覚える気があるのか分からない」
「仕事への責任感を感じられない」

などと、結局のところ、
技術教育自体も行き詰まることが多くなります。

そのため、まず教えるべきは、
「社会人と学生との違い」
「社会人としての責任」

等といった、
仕事や社会人としての「あり方」教育なのです。

新入社員が入るまで、
あと2ヶ月強、
従来の教育に加えて「あり方」教育を
追加してみてはいかがでしょうか?