2021年2月5日金曜日

診療を永続するために

 北野です。


現在、ご縁があり、ある電力会社と動物病院向けのサービスの打合せを重ねている。


昨春の緊急事態宣言時の休業要請に当てはまらなかったところからも、動物病院はエッセンシャルワークという側面がより強くなった。


様々な要因によって診療が止まることを避けるために、しっかりと準備を進めておきたい。


大きくは災害対策と経営基盤強化となる。


一昨年の大阪を中心とした台風により、広範囲の長時間にわたる停電があった。いつか起こると言われる南海トラフ地震のようなものにも備えておく必要もある。


医療において重要なインフラとなるのが電力である。台風による停電で診療が止まり、入院動物管理に苦労したという声も多い。


先見と資本のある場合には自家発電設備を導入しているところもあるが、導入維持コストは悩みの種にもなる。


現在、話を進めているのが、電気自動車や蓄電池を利用した災害対策である。これは、自家発電設備などのように、日常使用しないものではなく、社用車としての日常使用も可能でもあるし、経費化も行いやすい。


国の脱炭素方針もあり、今後様々な導入サポートも見込まれるため、より導入のハードルが低くなるであろう。


また、日常使用している電力についても、電力自由化によってコスト削減を行うこともできるようになるであろうし、環境に配慮したエネルギーの導入なども病院ブランディングになっていくと思われる。こういった経営基盤強化も重要な要素になるであろう。 


サスティナコンサルティングの社名は、サスティナブルという持続可能性から由来している。


今後も持続可能性を持ち永続できる病院作りのサポートを行っていきたい。