2021年2月19日金曜日

面接時に見ておくポイント

北野です。

応募者の面接を行う際に、何を聞けばよいか?についてご相談をよくお受けする。


まず、最初に面接では聞いてはいけないことがあることを認識しておく必要がある。職業安定法では、就職差別に繋がる質問(出生地・家族・宗教など下記URL参照)はNGとされている。


【参考】厚生労働省 公正な採用選考の基本

https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm


この点に注意した上で下記3点をチェックされるとよいと考えている。


(1)素直さはあるか?

動物病院はチームで行う仕事である。チームワークを発揮するには、周囲に馴染む素直さが重要。質問に素直に答えられるか、実習中のアドバイスを素直に聞けているかを見ておくとよいであろう。


(2)何を大事にしているか?

せっかく働くのであれば同じ価値観ならとても素晴らしいことである。応募者の価値観を見るためにも、「実習中に見た先輩の行動で、良いなと思ったことはありますか?」と質問してみるとよい。そこでの回答が賛同できるものであれば◎、ズレていれば合わない相手の可能性がある。


(3)自院のことをどれだけ調べているか?

応募者の就職意欲の高低もしっかりと見ておきたい。「入社したい」というのは本音なのか、口だけなのか。そんな時は「当院のHPを見て良いと思ったところはどこですか?」と質問してみるとようであろう。入社意欲が高ければきっとHPはある程度読み込んでいるはず。答えられない、ズレている場合は残念ながら入社意欲が低い可能性が高い。


当然、面接の場だけで相手を100%判断することは難しい。さらに1日程度の期間で採用可否を決めないといけない場合も多い。そういう際には、複数の応募者を比較検討出来る指標があると判断もしやすくなっている。


自院に合った方法を見つけていただきたい。