2020年7月18日土曜日

ピンチはチャンス

北野です。

新型コロナウィルスの影響によって、先行きの不安を考える経営者は多い。

セミナーにご参加いただく一般の動物病院様からの経営相談においても先行きに対する不安が非常に強くなってきていることを感じる。

お話をしていると多くの病院様に共通しているのが、思考が停止しがちになっていると言うことである。

よくピンチはチャンスであると言う言葉もあるが、今回はまさにそのような状況であると考えている。

ピンチの時は先行き不安から実行よりも思考に意識が向きがちで、実行判断を行いにくく結局行動しないということが多くなる。

普段は決断が早い経営者でも躊躇することが多くなる。新しいチャレンジや新しい取り組みはストップしやすい。

もちろん費用対効果や投資対効果等を考えていく必要はあるが、停滞する時期にこそ先を見据えた新しいチャレンジを行っておかないと、状況が好転したタイミングの着手では、先行者メリットは享受しにくい。

オンライン診療などはこの典型で、周りの動向を見るとか、今はニーズが無いとか、第2波が来たらとか、の前にまずはシステムだけ整えて小さく実行しておくのが必要だと感じる。

オンライン診療に限らずではあるが、新しい取組は認知に時間がかかることもあり、外来が戻りつつある今だからこそ、既存飼い主に告知し、浸透を図っておけば需要が出てきた時には地域での先行者としてのブランディングも可能になる。

また、特に今は数年ぶりに子犬の売れ行きが好調であると言う業界にとっては明るい兆しもある。本来なら需要に合わせて広告宣伝も拡大すべきではあるが、コロナ不安により躊躇するところが多い。

今お勧めしているのは、費用対効果も見えやすいリスティング広告などのデジタルマーケティングである。

デジタルマーケティングは、手がかかる分だけ、表層のみの取組になったり、長期視点を持ちにくいものでもある。

弊社でもこのあたりは従来以上に力を入れており、今まで以上のサポートを行える体制を急いでいる。

会員様ではリスティング広告を月30,000円程度で運用することで新規の数を毎月10から20程度獲得できているところもある。

こういった事例を積み重ねていき、会員様にはご提供していきたい。

不安な状況ではあるが、ピンチはチャンスでもある。行動こそがチャンスをもたらすと考え、まずは小さく行動を始めていただきたい。