北野です。
採用活動で成功している会員様の共通点に、実習の満足度向上への取組がある。
実習には5段階あると考えており、
概要を記載すると以下のようになる。
1段階目
→ 受入体制が未整備で、その場しのぎの対応。
実習生をただ働きのバイト的に扱い、基本的に無関心。
2段階目
→ 何となく対応担当が決まってる程度。
お客様として受入れているが、その場その場で対応を考えている。計画的ではない。
3段階目
→ 実習生と向き合い、丁寧に対応。
病院全体で歓迎ムードもあるが、積極関与は院長などの一部のみ。
4段階目
→ 実習生個々の希望に即した実習を提供。
実習前のニーズ把握から実習中のフォローまで担当者を中心に積極関与。
5段階目
→ 4段階目にプラスして、病院全体で積極関与。
病院の一員として扱っている。
感覚的になるが成功している病院は最低でも3段階目以降となり、4段階目以降に取り組んでいる病院も多い。
従来の実習は見学や体験に重きを置くものであったが、今大切なのは、そこで働くことの疑似体験であると考えている。
自分がこの病院に勤めると、
・どういう働き方になるのか?
・先輩はどう接してくれるのか?
・どう成長していけるのか?
を見られることになる。
そのため、病院としては実習という限られた期間内に自院の魅力を伝えるのは基本であるが、実習生が病院の一員であるように感じさせる仕掛けが必要になる。共に働らく実習と言える。
まずは自院の実習段階を把握し、次のステップに進む取組をしていただきたい。