2020年1月10日金曜日

Googleの新しいアップデート

北野です。
昨年12月よりGoogleが新しいアップデートを2つ行いました。

1つ目は、Googleの地図検索に関するもの
2つ目は、検索結果順位に関するもの
です。

今回の目玉は検索結果順位に関するアルゴリズムのアップデートです。
BERTアップデートと呼ばれ、AIによる自然言語処理を行うように変更されています。

検索結果は「検索キーワード」と「WEBサイトの内容」のマッチ度合いで順位が決定されます。「WEBサイトの内容」のマッチ基準が従来は「単語ベース」であったものが、今回から「文章ベース」へと変更されました。

つまり、単語単体での判断ではなく、文章全体での判断に変わったということです。
これにより、従来は単語が入っていることで上位表示できていたものが、今後は文脈として検索者の意図とずれていると判断されれば上位表示できなくなるということになります。

では、対策を急遽行わないといけないかというと、そうではありません。
弊社のセミナーや経営レポートでもお伝えしているように、Googleは一昨年から小まめにアップデートを重ねています。その対策と同じことを継続することで対応していただけます。

その対策とは、繰り返しになりますが、「検索者の意図に沿った情報をWEB内に記載する」というものです。今回のアップデートはこの対策を行っているサイトをより上位表示するようになるというものにすぎません。

現状会員様では大きな影響はありませんが、検索順位に注視する必要があります。

また、余談ですが、これらの一連の変更は、今後の検索の仕方が「音声検索」へ移行していくための準備とも言われています。
Androidが搭載されているスマホであれば「OK Google」、iPhoneであれば「Hey Siri」と呼びかければ音声検索ができる機能が備わっています。CMでもおなじみです。
また、スマートスピーカーと呼ばれる音声操作で行うスピーカーも増えてきました。

こういったことからも今後は「音声検索」というものも意識していく必要があります。
今後の検索のあり方にも注視していきましょう。