2019年11月22日金曜日

HPの育成


北野です。

Googleのアルゴリズム変更の影響で、この1年は検索順位の変動が多い年でした。
弊社の会員様でも最大で30位前後の下落上昇もあり、
定期的なWEBサイトのメンテンナンスの重要性が感じています。

動物病院HPへの流入をGoogleに頼る傾向は今後も続くため、
Googleが提唱するWEBサイトの在り方を把握し、
それに沿って運営を行うことが必要になります。

弊社でもSEO対策の専門家を顧問に迎えて、
得た情報を動物病院業界向けにアレンジし会員様に還元させていただいております。

動物病院においては、HPを持つことに意味があるのではなく、
HPで何を情報発信するかをより明確にする必要があります。

特定診療科目に特化した病院でない限り、
通常掲載される情報に特異性はありません。

そういった中では、
① 幅広い診療科目において浅く情報を発信し続ける
② 限られた診療科目において深く情報発信をし続ける
③ 幅広い診療科目において深く情報発信をし続ける
④ 診療科目ではなく世界観やコンセプトを発信し続ける

などの方策があります。
いずれにも言えることは、HPは「育成するもの」であるということです。

単に作って終わりではなく、
継続して発信し続ける、定期的に更新するなど、
生き物として扱うことが必要になります。

弊社セミナーでもお伝えしていることではありますが、
SEO対策のためには、「過去に更新したお知らせ」のような
低品質となるページの削減が必要になるケースがあります。
一方で既存の患者様に向けた情報提供のためには「お知らせ」は
重要な情報ともなります。

このように短期的な取り組みと、中長期的な取り組みをスケジュール感や
改善意識を持ってバランスを取りながら、
行うことが求められるようになりました。

また、過去に掲載した医療情報にて治療法や病気の内容が
学術的に古くなっているのであればアップデートも必要になります。

全ての取組を一気に進めることはできません。
優先順位を決める必要があります。

そういった中では、自院HPで「何を発信していくのか?」
という点に立ち戻って考え直す必要が出てきます。

2020年に向けて、ぜひHPの在り方を考えていただきたいと思います。