北野です。
動物病院がマーケティング活動を行う上で失敗しがちなのが、飼い主視点の欠如である。
飼い主が知りたいことを発信するのが飼い主視点であるのに対し、病院が伝えたいことを発信するのが病院視点となる。
技術力の高い病院ほど、病院が伝えたいことをを発信し続け、本来の技術力を飼い主様に提供できないことが多い。
一方でマーケティングの上手な病院は、飼い主様が知りたいことを「主」として発信し、その中に「従」として病院の伝えたいことをを織り交ぜて発信する。
なお、様々な会員病院様で行った飼い主アンケート調査でも、自院の実績や技術力は自院の飼い主様にも知られていないことがほとんどであった。
これらを踏まえると、
・飼い主様視点で情報発信を行う
・順番は既存飼い主→新規飼い主
・浸透には時間がかかるので、あらゆる媒体で発信し続ける
ということが必要になる。
本来持ち合わせているポテンシャルを発揮仕切れていない病院は、情報発信の不備に原因がある。
この時期に今一度、情報発信のあり方を考えて頂きたい。