2020年4月17日金曜日

Withコロナでの新たな可能性

北野です。

新型コロナウイルスの影響で、
動物病院も診療時間の縮小・対応の幅の縮小を行っている病院もあります。

治療法や予防法が見つかってない中では、
先行きに不安を感じている方も多いと思います。

大方の見方ではワクチンの開発に1年半程度はかかる見込みで、
コロナとどう付き合っていくかという時代が当面続くでしょう。

弊社でも独自に対応方法をまとめた冊子を作成し、
会員様に配布させていただき、
ご好評いただいております。

今後も定期的に内容をアップデートして、
会員様の動物病院経営の一助になればと思っております。


さて、この先どうなるのだろう?
と不安を感じている方が多いのが一般的ですが、
個人的には「新たな可能性の時代だ」と思っています。


動物病院業界は、
飼育頭数の減少と病院数の増加に伴い、
1病院あたりの頭数が2004年~2005年をピークに
毎年減少していました。

巷にも言われていることですが、
今回の事象を機に、世の中の価値観が大きく変わることは間違いありません。

特に
・大コミュニティ ⇒ 最小コミュニティ
・対面 ⇒ 遠隔
・密閉 ⇒ 開放
・都市 ⇒ 地方

など、
色々な変化が予想されます。

特に外出自粛によって家族との時間が増える中では、
家族との時間や存在を見直すということが増えるでしょう。

現場感で伺っている話では、
「仔犬の新患が増えた」という話も増えてきました。
これは、最小コミュニティである家族への感覚が変わってきていることの
1つの結果だと考えています。

また、混んでいる密閉された空間を嫌う空気が増えたことで、
診療も予約制の導入や遠隔診療の導入など、
今までの形態が大きく変わってくることでしょう。

こういった価値観が変化する時期は
時流適応できる企業にとっては大きなチャンスともなります。

ただし、時流適応できるか?
ここが重要でしょう。

時流に適応できない企業は残念ながら淘汰され、
適応できた企業が包み込んでいくことになります。

動物病院業界も同様です。
時流にしっかりと適応できるように、
情報の収集を行っておいてください。

こういった暗い時代は、
「今」ではなく「未来」を見据えることが重要です。