2021年7月2日金曜日

病院の4タイプ

 病院の4タイプ


北野です。
経営相談で多いのが、
「この先どういう方向性で病院経営を行うか?」というものである。


・事業継承やM&Aで売却するべきか?
・人を増やすか減らすか?
・規模拡大を目指すべきか?

など様々である。


我々は病院の持続可能な発展をサポートすることを生業としているため、基本的には僅かであっても成長を期待できる取組についてご提案している。

そういった中で病院を4タイプに分けての方針検討をご提案している。

切り口としては、来院と新患の年齢層で高齢・若齢のいずれが多いかをもとに分類したものとなる。


【タイプ1】来院:高齢 新患:高齢
【タイプ2】来院:高齢 新患:若齢
【タイプ3】来院:若齢 新患:高齢
【タイプ4】来院:若齢 新患:若齢


病院規模にもよるが、最も売上上昇率が高いのがタイプ1で、
売上に苦しみ始めているのがタイプ4となっている傾向にある。

自院がどのタイプかを把握し、そのタイプに留まるのか、
別のタイプに向かうかによって、取組の優先順位が変わってくる。

高齢・若齢のいずれを集めるかによって情報発信の内容や媒体も変わってくるし、
高齢動物対応を行うには医療機器などの投資判断が必要になる場合もある。

どのタイプが正解かというわけではない。
あくまでも自院の現状と構想に基づいて向かうべき道標を持っておくことをおススメしている。

自院の現状を検討する際に参考にしていただきたい。