2020年4月25日土曜日

今も大事・未来も大事

北野です。

連日新型コロナウイルス関連の報道が続き、
先行き不安もあり、連日のように会員様よりお電話いただいています。

弊社としての見解などは、
会員様へは弊社の藤原の動画にて先日お伝えさせていただきました。
また、今後の取組については5月中旬よりオンラインセミナーにて、
時流予測と具体的な実行例についてお話しする予定です。
是非、そちらもご参照ください。

今回の出来事は過去に経験したことのないものでもあり、
当面の優先順位は「経営の維持」であると考えています。

その経営の維持のために必要なことは、
・スタッフの感染防止
・売上の確保
これに尽きます。

経営者は
・従業員に安心感を与える必要がある ⇒ 感染対策と雇用維持
・飼主様に安心感を与える必要がある ⇒ 感染対策と診療継続
・自分自身に安心感を与える必要がある ⇒ 売上確保と経営継続

これらを全て実現するためには、
飼主様との接触を最低限にしつつ、
対面診療を行うことが理想的です。

それらを実現するためには遠隔診療を行うことが
最良であると考えています。

更に人の医療機関とは異なり、
リアルに動物の対面診療を行えるよう、
現在数パターンのモデルを想定しており、
病院ごとに選択して展開できるように準備を進めているところです。

そして、この遠隔診療は人の価値観が変化するアフターコロナにおいても、
大きな優位性になると考えています。
今の取組が未来に繋がります。

大変な時期が続きますが、
皆様もお身体にはお気を付け下さい。
弊社としても全力で会員様をサポートさせていただきます。

2020年4月17日金曜日

Withコロナでの新たな可能性

北野です。

新型コロナウイルスの影響で、
動物病院も診療時間の縮小・対応の幅の縮小を行っている病院もあります。

治療法や予防法が見つかってない中では、
先行きに不安を感じている方も多いと思います。

大方の見方ではワクチンの開発に1年半程度はかかる見込みで、
コロナとどう付き合っていくかという時代が当面続くでしょう。

弊社でも独自に対応方法をまとめた冊子を作成し、
会員様に配布させていただき、
ご好評いただいております。

今後も定期的に内容をアップデートして、
会員様の動物病院経営の一助になればと思っております。


さて、この先どうなるのだろう?
と不安を感じている方が多いのが一般的ですが、
個人的には「新たな可能性の時代だ」と思っています。


動物病院業界は、
飼育頭数の減少と病院数の増加に伴い、
1病院あたりの頭数が2004年~2005年をピークに
毎年減少していました。

巷にも言われていることですが、
今回の事象を機に、世の中の価値観が大きく変わることは間違いありません。

特に
・大コミュニティ ⇒ 最小コミュニティ
・対面 ⇒ 遠隔
・密閉 ⇒ 開放
・都市 ⇒ 地方

など、
色々な変化が予想されます。

特に外出自粛によって家族との時間が増える中では、
家族との時間や存在を見直すということが増えるでしょう。

現場感で伺っている話では、
「仔犬の新患が増えた」という話も増えてきました。
これは、最小コミュニティである家族への感覚が変わってきていることの
1つの結果だと考えています。

また、混んでいる密閉された空間を嫌う空気が増えたことで、
診療も予約制の導入や遠隔診療の導入など、
今までの形態が大きく変わってくることでしょう。

こういった価値観が変化する時期は
時流適応できる企業にとっては大きなチャンスともなります。

ただし、時流適応できるか?
ここが重要でしょう。

時流に適応できない企業は残念ながら淘汰され、
適応できた企業が包み込んでいくことになります。

動物病院業界も同様です。
時流にしっかりと適応できるように、
情報の収集を行っておいてください。

こういった暗い時代は、
「今」ではなく「未来」を見据えることが重要です。

2020年4月3日金曜日

トップダウンとボトムアップ

北野です。

この3ヶ月で世の中の環境は大きく変化しました。
様々な数字が下落しています。
世の中の空気が不安に満ち溢れています。

こういう時だからこそ、
上層部のメッセージは重要になります。

平常時はボトムアップによる全体的な底上げを行うことが求められますが、
非常時はトップダウンによるスピーディーな意思判断と実行が求められます。

このトップダウンによる実行においては、
何よりもメンバーの素直な行動力が必要となります。
口だけの批評をする評論家は必要無いのです。

今まではESといった従業員満足を考える必要性がありました。
もちろん、従業員は大切な仲間であり、家族のようなものです。

ただし、非常時においては素直な行動力を持てるか否かが、
従業員を判断する上での基準となります。
過去の歴史を振り返っても非常時に組織が生き残るためには、
トップを軸とした団結と一体化が絶対不可欠になるからです。

また、こういった非常時には若手を登用することで
大きく飛躍するメンバーも出てきます。
今後、難しい時代がやってくる可能性もありますが、必ず終わりが来ます。

この状況を乗り越えられた先には今までにない強い組織になっているでしょう。

マイナスのみに考えるのか、プラス面も含めて考えるのか、
こういう時代だからこそ、上層部は前向きな姿勢も必要であると感じます。

私達も会員様と一緒に、難しい時代を乗り越えていきたいと思います。