2022年8月22日月曜日

信頼の積み重ね

北野です。

マーケティングにおいて、

WEB対策の必要性は

誰もが感じるところであろう。


WEB対策には、

検索順位を高めるSEO対策、

地図検索順位を高めるMEO対策、

2つがある。


以前は別々の対策であったが、

年々それらは連動するようになっている。


検索エンジンとしてのGoogle

地図エンジンとしてのGoogleマップ、

これらに適時対応することが必要である。


テクニックを挙げるとキリが無いが、

普遍の考え方として、

閲覧者が興味を持つ正しい情報を適時更新する、

ということになる。


Googleマップに連動する、

Googleビジネスプロフィールでは、

診療時間や休診日、最新情報などを

常に正しい状態にしておく。


新しいお知らせがあれば、

それをしっかりと掲載していく。


突然の臨時休診、

既存飼い主様への公式LINEへの告知のみ

などで終わっていないだろうか?


病院へ来院する飼い主様が

病院へ来てみて初めて臨時休診を知る

ということになれば、

病院への信頼低下にも繋がりかねない。

新患なら次の来院はほぼ無いだろう。


ユーザーエクスペリエンスという考え方がある。

これは、提供サービス全てが

顧客体験の向上を目指すもの。


ホスピタリティ、オンラインサービス、

様々に工夫を凝らして提供しているだろう。


ただ、素晴らしいサービスを提供しても、

その入口である情報発信時に落ち度があれば、

体験すらしてもらえないことになってくる。


結局これは優先順位の視点を

どこに持ってくるか?ということになる。


多くの病院は、

リアルに病院へ来院している飼い主様へは

かなりの確度で取り組んでいる。


一方で、

まだ病院へ来ていない飼い主様など、

目に見えない相手へは、

意識が向いていないことが実際に多い。


ビジネスは相手と出会って始まるもの。

出会わなければ始まらない。


だとすると、

出会うために必要なポイントに

しっかりと時間をかけてはどうだろうか?


信頼を積み重ねるには、

小まめな更新が欠かせない。


新患獲得のためには、

地道な活動が欠かせなくなっている。

2022年8月13日土曜日

非効率業務の改善

北野です。

現場の業務改善を行う際には

2つの視点がある。


1つ目は困りごとの改善、

2つ目は非効率な業務の改善である。


ミーティングなどで、

「何か困ってることない?」

と誰しもが聞いたことがあるだろう。


この聞き方だと

改善ではなく個々の不満が噴出するか、

何も出ないかの二択となる。


院長の困りごとは組織課題であるのに対し、

従業員の困りごとは個人課題だからである。

個人課題には感情が伴うことも多いので、

組織課題にも繋げにくい。


適切に組織課題の改善を進めるのであれば、

「時間がかかってしまってる業務はないか?」

「減らせる業務はないか?」

というような、


非効率を産み出している業務を

洗い出していくことが改善の糸口となりやすい。


出てきた非効率業務をリストアップし、

実行可能性と緊急性、インパクト性などを

考慮して優先順位を付けて取り組んでいく。


非効率業務の改善には

スタッフさんの協力が欠かせない。

上手に現場の声を拾いあげながら進めていただきたい。

2022年8月8日月曜日

事業継承・M&Aを検討するなら考えること

北野です。
今年に入って事業継承やM&Aに関する相談が増えている。


何件かの会員様では、仲介会社や売却候補先との面談に立ち会い、
「中の人」という扱いで、病院価値の向上のサポートをしている。

買い手候補は動物病院関連事業者だけではなく、
ファンドや一般企業であることも多くなっている。


これらを通じて感じることは、
買い手候補が動物病院業界における知識が乏しいほど、
一般企業の観点で見てくるということである。

そのため、売却交渉を進める上での資料準備にかなりの時間を要することになる。

今回は病院のサポートとして、
弊社もかなりの工数をかけてサポートさせていただいて、
ようやく全資料を揃えることができたというレベルであった。

これらを考慮すると、
事業継承やM&Aを検討するのならば、
院長自身が運営している間に整えておくべきことが多数ある。


一例を挙げると、
・病院数値の整理
・強みの把握
・賃金台帳整備
・雇用関連の整備
・獣医師法など法的対応

などである。

特にM&A後のリスク管理のために、
労務面、法律面の取組に懸念を示すこともある。


これらを整えておくことで、
売却交渉におけるスピード感も高めることができるし、
病院価値を高めることにも繋がってくる。

将来的に考えるのであれば、
早めに着手をしておいていただきたい。