北野です。
Googleが提唱する消費行動モデルにパルス型消費というものがあります。
これは、
「人がスマホを見ているときに偶然見た商品をその場で躊躇なく購入する」、
「あ、あれ買おうと思った時にスマホで探してすぐに購入する」、
などの瞬間的な購入行動のことを言います。
スマホが普及し、消費行動がすぐにできるという環境が広がり発生してきました。
これらのパルスを発生させるために必要なポイントが6つ紹介されていました。
【出典】Think with Google
https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/articles/search/shoppersurvey2019-1/
(1)セーフティ
⇒ 「より安心安全なもの」に反応する直感センサー
(2)フォーミー
⇒ 「より自分にぴったりだと思うもの」に反応する直感センサー
(3)コストセーブ
⇒ 「お得なもの」に反応する直感センサー
(4)フォロー
⇒ 「売れているもの」や、「第三者が推奨するもの」に反応する直感センサー
(5)アドベンチャー
⇒ 「知らなかったもの」や「興味をそそるもの」に反応する直感センサー
(6)パワーセーブ
⇒ 「買い物の労力を減らせること」に反応する直感センサー
動物病院の場合には、ネットショップを開設している場合や
ネット予約を用いている場合を除いて、
オンラインで購入が完結することは難しいといえます。
ただし、病院を探すという行動時においては
情報発信方法のヒントになると考えています。
パルス型消費に沿って、自院に興味を持ってもらうためには下
記の点を考慮すると良いでしょう。
(1)セーフティ ⇒ 病院の実績や取組例を伝える
(2)フォーミー ⇒ 病院のコンセプトを伝える
(4)フォロー ⇒ 病院の口コミや飼主様の声など客観的評価を増やしていく
(5)アドベンチャー ⇒ 代替医療や新たな治療法などを伝える
パルス型消費は小売中心の消費行動モデルになりますが、
その考え方はサービス業にも十分にヒントとなります。
自院の情報発信において、ぜひ取り組んでみてください。